住宅ローンの滞納を続けた場合
- 詳細
- カテゴリ: 任意売却
- 作者: 債務整理
- 参照数: 3611
住宅ローンの滞納を続けた場合
住宅ローンの滞納を無断で続けると一体どうなってしまうのでしょうか。ここでは住宅ローンの滞納を継続した場合の流れについて解説します。
住宅ローンの滞納から、競売開始までの流れ
1.住宅ローンの返済を滞納する。
通常は3ヶ月以上の滞納で次の段階へ行く形になります。
2.個人信用情報へ事故情報(異動情報)が掲載される。
個人信用情報に事故情報が掲載されると、5年程度は新しいローンやクレジットカードの審査が通りにくくなります。
3.住宅ローンの一括返済請求
銀行から住宅ローンの残債の一括支払いの請求が来ます。
4.保証会社が代わりに銀行に返済をします。
銀行は保証会社に弁済を迫り、保証会社が代わりに住宅ローン残債を支払うことになります。債務はなくなったわけではなく、債権が銀行から保証会社に移ります。
5.保証会社が一括返済を請求してきます。
6.保証会社が不動産競売の申し立てを行います。
債権を持つ保証会社が裁判所への強制競売を申し立てることになります。
7.裁判所から競売開始の決定のお知らせが届く
8.執行官による現場調査
競売される物件情報を調査するために、競売の執行官が来て、写真撮影などを行い売却価格を決定します。
9.配当要求終期の公告
配当要求終期の公告とは、競売申立債権者以外にも債権がある債権者に対し、執行裁判所に「債権を有する旨を申し出てください」という締切日
10.競売入札開始
競売の入札が開始されます。任意売却を検討している場合はこの入札開札日の前日までに解決する必要があります。
競売開始決定から、競売入札開始までは約3か月~4か月。この間に任意売却を成立しなければ、競売で強制的に相場よりも安い金額で売却されてしまうのです。