自己破産で生命保険を解約
自己破産で生命保険を解約
自己破産をする場合には、高額な財産は換金し、債権者へ返済するお金に充てなければなりません。しかし、これには生命保険というのは該当するのでしょうか?
生命保険も解約しなければならない
自己破産をする時は、預貯金や証券、高額な家具などは破産管財人によって処分され、債権者に分配される仕組みになっています。その代わりに、借金がなくなるという制度です。
「株もないし、預貯金などないよ。」
と思っている人がいるかもしれませんが
意外な盲点として「生命保険」というものがあるのです。
「生命保険」というのは、貯蓄性のあるもの、貯蓄性のないもの、関わらず「解約返戻金」という途中解約で今まで支払ってきた保険料の一部が戻ってくる仕組みになっています。
つまり、「生命保険」も財産なので、自己破産時には解約してお金に変えなければならないのです。
掛け捨て型の生命保険でも同様です。
掛け捨て型の生命保険というのは決った期間に生命保険に入る保険料が安い生命保険ですが、「掛け捨て」と言いながらも、満期になる前に解約した場合は解約返戻金が戻ってくるのです。
そのため、掛け捨て型の生命保険であっても、自己破産時には解約する必要が出てくるのです。
生命保険を解約した解約返戻金を自己破産の弁護士報酬にすることができる
自己破産をするけど、生命保険を解約しないで済む方法は残念ながらありませんが、この解約返戻金を数十万円の弁護士費用に充てることが可能です。
裁判所に没収されるぐらいであれば、弁護士費用に充てるのが一番賢い方法と言えるでしょう。