免責が不許可だったらどうする?
免責が不許可だったらどうすれば良い?
自己破産で免責不許可の場合は、借金は免除されません。では免責が不許可になった場合はどうすれば良いのでしょうか?
免責不許可も、不服であれば高等裁判所に抗告できる
地方裁判所の免責不許可の判断に不服がある場合は、他の裁判と同じように高等裁判所に対して、不服を申し立てる抗告をすることができます。もちろん、その場合でも免責が許可されるか、どうかは高等裁判所の判断次第です。
貸金業者と交渉し、債務額を減らした上で完済する
免責が許可されなかった場合は、任意整理のように貸金業者などの債権者と交渉し、債務の減額をします。実務的には、破産申し立てをしている場合は、よほどのことがなければ減額交渉にのってくれる場合が多いようです。2割前後の弁済で調整できるケースもあります。減額した上で完済し、裁判所へ復権(免責)を申し立てることで免責が認定されます。
そのほかに、任意整理による減額や調停や債務額確定訴訟などにより減額した後に完済し、裁判所へ復権(免責)を申し立てることで免責がおります。
基本的には弁護士や司法書士に相談するのが最優先と言えるでしょう。