債務整理の受任通知
債務整理の受任通知
債務整理の受任通知とは、文字通り「弁護士や司法書士が債務整理の依頼を受任しましたよ。」というお知らせのことです。この受任通知にはどういった意味があるのでしょうか?
債務整理の受任通知の効力
債務整理を弁護士や司法書士に依頼した場合、まず行われるのがこの受任通知になります。これは依頼者が作成するのではなく、依頼を受けた弁護士や司法書士が作成し、債務整理の対象になる各債権者に通知を内容証明や配達記録郵便で郵送します。
この受任通知が届いた後は
- 「債権者は直接債務者に取り立てをすることができなくなる」
のです。
これは金融庁のガイドラインで禁止されているもので、直接の取り立てを受任通知後も続けてしまうと、営業停止命令などの処置がくだされる可能性もあるので、貸金業者も強硬に取り立てを続けることができないのです。
さらに
- 「支払いを中断することが可能です。」
任意整理や債務整理の際に、債務状況を確認して個別交渉する必要があるため、相応の期間の支払いを中断することができるのです。
債務整理の受任通知のデメリット
- 保証人に連絡がいく可能性がある。
受任通知が届いた場合、買い資金業者は債務者に直接取り立てすることができなくなります。しかし、保証人への取り立てを禁止するものではないのです。もちろん、任意整理がまとまれば保証人に請求が行くことは少ないのですが、それでも保証人に連絡がいくデメリットがあるのです。